志賀 政夫



略歴
1951
茨城県生まれ

1975
多摩美術大学彫刻科卒業

個展 1976
相馬画廊、水戸('95)

1990
ギャラリーSAZA、ひたちなか('92/'94)

1993
ギャラリーQ、東京('95)

1997
ギャラリーアンアダン、笠間
ギャラリーOPEN SESAME、那珂('00/'02/'04)

1998
ギャラリーなつか、東京

2009
ART WORKS GALLERY、水戸
ギャラリーしえる、水戸('16)
グループ展

1980~ '03
ROZO群展(水戸、ひたちなか、那珂)

1981~'88
アートシンポジウム茨城展(水戸)

1983
ドキュメントTSUKUBA(つくば)

1985
筑波国際環境造形シンポジウム(つくば)

1993
ダイアローグ'93展(水戸)

上岡建築設計所十年展(緒川)

1994 '96~'00
第23,25,26,27,28,29回 現代日本美術展(東京、京都)

1995 '99 '13
第16,18,25回 現代日本彫刻展マケット展(宇部)

1997 '01 '03 '06 '08 '11 '13 '15
雨引の里と彫刻(大和村のち桜川市)

2006
一月展「彫刻とデッサン」(水戸)

2015
第26回UBEビエンナーレ(宇部)宇部興産株式会社賞(宇部市買い上げ)

2017
ART SESSION TSUKUBA 2017 磁場ー地場(つくば)


雨引の里と彫刻 2022



紅葉の食卓
アクリル、木、塗料
150×230×120 (h)cm



一人テーブルに附くと、爽やかな風の色が舞い降り始めます。 紅葉の食卓には、空の色と木々のささやきが聞こえてきます。 秋の精たちが踊り始めるのでしょうか。楽しい宴の始まりです
紅葉の食卓・雨引にて



雨引の里と彫刻 2019



森の食卓
木、ステンレス
125×568×140 (h)cm



森の食卓へご招待。準備が整いました。どうぞお座りください。
新緑の木々と光のシャワーがテーブルを満たします。
太古からの風の色もささやき始めます。宴の開幕です。


雨引の里と彫刻 2015




桜の木と空を眺める
木、アクリルプレート
370×100×80 (h)cm


どうぞ、お座り下さい。桜の木と空を眺めましょう。 桜の木から垣間見る空を風の色が通り過ぎるでしょう。 4月の風景を想像してください。風の色がピンクに染まります。 空は、霞に包まれます。この椅子は、タイムマシーン。



雨引の里と彫刻 2013




風の色をみんなで眺める

1,500×120×95 (h)cm


ちょっとイスに腰を下ろし、風の色を眺めてみましょう。
昔の記憶がよみがえります。
木の葉のささやきが周りをおおいます。
風の色が通り過ぎるでしょう。



雨引の里と彫刻 2011  冬のさなかに




Black boxは風の色
陶、鉄、ステンレススチール、木
210×333×222 (h)cm


この黒い箱は、「風の色」を作る装置です。
あなたは、何色の風が好きですか。
隙間から覗き込み、上から眺めて、「風の色」を見つけて下さい。
あなたの「風の色」が、きっと見つかるはずです。



雨引の里と彫刻 2008




「風の色」のパズル
陶、鉄、ステンレススチール
4,000×20×110 (h)cm


いつの日か人影が途絶え、静かに時の過ぎる日々。
旧東飯田駅プラットホームには、刻まれた時間が過ぎて行く。
わずかな色が、風に乗せて、振り向きもせずそっと置いて行く。
風の色がパズルの様にさまよい、
遠くを見据えているのだろうか。
私は、プラットホームに足をとどめている。



雨引の里と彫刻 2006




Blackboxは風の色
木、鉄、ステンレス、土、陶、タイル
3000×3000 cm (6boxes)


1, 森の光を集める箱 69×69×110 (h)cm
2, 森のめばえの箱 145×145×70 (h)cm
3, 記憶をたどる箱 163×163×150 (h)cm
4, 太古の色を集める箱 138×138×120 (h)cm
5, 木を守る木の箱 110×110×240 (h)cm
6, 木を守る鉄の箱 102×102×200 (h)cm



第5回 雨引の里と彫刻




風の色は記憶の途中
木、L鋼
504×504×20 cm
1500 kg



第4回 雨引の里と彫刻




風の色(記憶の途中)
コールテン鋼、木、バーナー
500×25×25 cm
150 kg


雨引の里高久神社の境内に、そっとふく風。かつての栄華の痕跡を残して、今、静かに眠り続ける。それは、あたかも記憶の途中のような、優しい風。時には、激しい怒りの風。涙ぐむ風。そしてほほえむ風。昔の風の色が微かに見える。風の色は記憶の途中。


第2回 雨引の里と彫刻




風の色(人々のささやき)
650×300×35 cm
600 kg
木・鉄・鉛・マグネット・バーナー