藤島明範

略歴 1955
秋田県生まれ

1980
東京芸術大学大学院彫刻科修了
盛岡彫刻シンポジウム参加

1995
岩手町国際石彫シンポジウム招待参加

1996
個展

2001
つくば彫刻展(茨城県つくば美術館)

2003
個展

2005
「桜の森彫刻コンクール」で「町民賞」

2008
個展 ギャラリー・メモリーズ つくば市

雨引の里と彫刻 2015




黒い水
石 金属
40×1000×60 (h)cm


私が使用したこの石は、宮城県石巻市で採れた「稲井石」という粘板 岩です。石巻市は2011年3月の大震災で死者・行方不明者合わせ て3,929名もの犠牲がありました。今回、縁あってこの「稲井石」を使 用するにあたり、そのことを思いました。


雨引の里と彫刻 2013




分割された石1309 - 関係II
90×180×260 (h)cm
※ 作品名の中の「II」はローマ数字の2


石は分割されることによって新しい緊張関係をつくり、
杉林の中で穏やかに空気をふるわせている。



雨引の里と彫刻 2011  冬のさなかに




月臨環(がちりんかん)1101 -瞑想のトンネルII-
稲田石
100×6,000×120 (h)cm
※ 作品名の中の「II」はローマ数字の2



雨引の里と彫刻 2008




月臨環(がちりんかん)0809 ― 瞑想のトンネル
稲田石
2,300×120×150 (h)cm



雨引の里と彫刻 2006




瞑想の部屋-0604
稲田石
1000×160×180 (h)cm


作品を設置した羽田山一帯の地下は6千万年前に形成された稲田花崗岩の岩盤。この岩盤のひとかけらを中腹の草地に置かせてもらった。
四角い石からすぽんと石を取り出して作ったのは大小2つの部屋。瞑想のための部屋である。地球の地殻運動で生まれた花崗岩の胎内で、静かに瞑想してみよう。