渡辺 治美



略歴 1948
静岡県に生まれる

1969
女子美術短期大学造形科彫塑教室卒業

1970
同学専攻科造形専攻彫塑修了

個展 1999
ギャラリー青羅(銀座)

2001
日本橋三越

2002
ギャラリー・オカベ(銀座)('05 '07 '09)

グループ展

1970
ホゾ展(以後10回開催)

1971
第45回 国展(東京都美術館)(以後毎年)

1975
第1回 国画会彫刻部秋季展(以後毎年)

1985
第9回 彫刻日動展(日動画廊)('85~'89)

1988
第4回 昭和記念公園野外彫刻展(国営昭和記念公園)

2000
国画会彫刻部企画京都青蓮院展(京都青蓮院)('03)
100周年記念女子美教員作品展(東京セントラル美術館)

2006
国画会80周年記念ゆかりの作家たち展(日動画廊)
国画会80周年記念彫刻 in 茨城展(茨城県つくば美術館)

2007
国画会彫刻部試み展(東京都美術館)('08 '09)


雨引の里と彫刻 2022




Root
赤御影石
105×100×115 (h)cm

75×95×80 (h)cm



雨引の里と彫刻 2019




Root
大理石
130×100×45 (h)cm

90×85×45 (h)cm

力強いエネルギーを持った植物の根に魅せられ、生命の根源をも
感じ、独自の発想で創造し続けています。




雨引の里と彫刻 2015






Root -radish-
大理石、アルミニウム
55×55×80 (h)cm

95×51×60 (h)cm
60×60×170 (h)cm

広い宇宙に太陽を回る地球と月がある。日々食する野菜はその恩恵を 受けて育ち、命を守るエネルギーの源となる。宇宙で生じるこの現象 により地球で生きるものの命は繋がれているのだと意識を強め、回転 していく野菜の制作をするに至った。



雨引の里と彫刻 2013




Root (carrot)
花崗岩、真鍮
110×110×330 (h)cm


一見するとロケットに見える物体は地球から宇宙に伸びる“逆さの人参”である。
その存在は無重力の空間において正常と言える。見方を替えれば“逆も真なり”である。
地に根を張り栄養たっぷりに育った根菜を、命を繋ぐエネルギー源と例えて表現している。



雨引の里と彫刻 2011  冬のさなかに




Venus
花崗岩、アルミニウム
80×80×360 (h)cm


子供の頃から夜空を見ることが好きだった私。
時空を超えて無限に広がる空間に旅したくなる。
生命体としての自分の存在を知ることができるような気がして・・・。
私と宙との距離を縮める乗り物であるロケットを形造る事によって、宇宙の旅人気分に夢を馳せる。