横山飛鳥



略歴

1975
静岡県浜松市生まれ
1998
多摩美術大学油画専攻卒業/福沢一郎賞

個展
1998
「浸空間」ギャラリ-山口(東京)
2000
「記憶」ギャラリ-山口(東京)
2002
「光の中へ」Gallery Jin(東京)
2004
静岡NEW ART展「わたしの居場所」 静岡県立美術館(静岡)

主なグル-プ展
1996
揺展 三鷹市美術ギャラリ-(東京)
T.K.A.11展 ギャラリ-375(東京)
1998
神奈川県美術展 神奈川県民ギャラリ-(横浜)
1999
福田龍郎×横山飛鳥×吉田健一 世田谷美術館 区民ギャラリ-(東京)
GEN-BEE コレクション展 真木・田村画廊(東京)
FUJINO国際アートシンポジウム '99 (藤野町・神奈川)
花でつくる城下町・高田 (新潟)
我孫子野外美術展 '99 (千葉)
One day Exhibition スタジオ心空間(千葉)
2000
「そこにある水のように」 豊科近代美術館(長野)
チバ・アート・フラッシュ 2000「現在形の海へ」 千葉市民ギャラリー・いなげ(千葉)
2001
第4回 雨引の里と彫刻(茨城・大和村)
2002
Jin Session Small Works 2002 Gallery Jin(東京)
アートスカラシップ 2001 現代美術賞 exhibit LIVE(東京)
西荻まちメディア2002「トロールの森」 善福寺公園(東京)
Sounds and Thoughts Gallery Arka/Gallery Architects House(リトアニア)
Puddles 2002 TENT.CBK(オランダ・ロッテルダム)
2003
Jin Session Small Works 2003 Gallery Jin(東京)
Peat Polis.nl Veen Park (エメン・オランダ)
「雨引の里へ」ギャラリーせいほう(東京)
第5回 雨引の里と彫刻(茨城)
日本トルコ現代美術交流展 京都精華大学(京都)/京王プラザホテル(東京)
Jin Winter Session 2003 Gallery Jin(東京)
2004
DUENDE OPEN Duende(ロッテルダム・オランダ)

レジデンス
2002
Artists Initiative Duende(オランダ・ロッテルダム)

アートワーク
2004
舘山寺レイクホテル花乃井 ロビーインスタレーション(浜松・静岡)
世界お茶まつり2004 静岡県コンベンションアーツセンター "グランシップ"(静岡)


雨引の里と彫刻 2011冬のさなかに





光のあるところへ

木、大理石粉、自然光
280×280×280 (h)cm
42×240×400 (h)cm

冬から春へと向かういま、光は日に日にその強さを増し新しい季節の訪れを予感させる。
早春の光を全身に感じながら、その先にある希望へとまっすぐに歩みを進めてゆく。
この林に光が差し込むとき、その一瞬の光により作品は完成する。


雨引くの里と彫刻 2008




ここから

木、その他
92×260×260 (h)cm

草原をゆらす風、見上げれば遠く広がる空。
時に立ち止まり、またある時には振り返りながら ここから、この道を、また歩いていきたい。
遥か向こうの山に一本だけ生き残っている赤松に 希望を託しつつ。


雨引の里と彫刻 2006




回帰 - 再生

立枯木、古木、ブナの苗
1000×1000×700 (h)cm

一年前、春を待つ冬枯れの木とは明らかに様相を異にする立ち枯れた赤松の森を見て、私の中に「死」というものが取り憑いた。文明の代償ともいえる自然破壊の生々しい現実の前に、為す術はない。
 遠く忘れてしまった原点に立ち戻り、その場所から新たな一歩を踏み出すために、この春に芽生えた小さな希望を、私は信じたい


第五回 雨引の里と彫刻




神々の庭へ

セメント
2600×45×30 cm

雨引の里を巡ると、神社や祠があちらこちらに祀られていることに気付く。ひとたび神社に足を踏み入れると、日常の喧騒から離れて非日常の静寂に包まれる。それは、私の中にも刻み込まれているであろう千年の記憶が、時空を超えて呼び起こされる瞬間でもある。人の世界と神の領域、此岸と彼岸を結ぶ存在として、真っ直ぐな道が続く景観を顕在化してみた。


第四回 雨引の里と彫刻




天空光

木、蓄光塗料、自然光
300×300×480 cm

日常のふとした瞬間に、空間にみたされている光の存在にあらためて気づくことがあります。光は何かにあたることによって認識されますが、光源からその「何か」までの間に確かに存在しているはずの光を、手にとるように見たいのです。昼はふりそそぐ自然光を集め、暗くなると微かに光を放つ・・・光の体験をするための装置です。