竹と鉄の間に

鉄 Steel
12.5~31.25×25~37.5×250 cm(×9P)
90 kg(×9P)

昨年の夏の午後、この奥深い竹林を発見した時の驚きは今も忘れない。竹林の中を巡り、そして時折、上から降りそそぐ光と凛とした空気の中に、しばらくの間、身を置いてみる。 この竹林に3本の鉄の角管で構成された柱状の形態を9基たてる。それは、竹林の中に自分の身を置く所作に似ていて、竹林を巡る時間と空間の中に僕の造形と素材である鉄の意志が見え隠れする。