緑を見上げ落葉を迎えるための柱 / 樹下の神託

鉄、石(江持石 安山岩)、土
200×240×640 (h)cm

西方(にしかた)の公園に、周囲と不釣り合いな、荒れた印象の木陰を見つけました。地面には錆びた鉄片やコンクリートの欠片が顔を出していました。一方、見上げた樹木では、春には心地よい風が新緑を揺らし、夏には木漏れ陽が、秋には落葉がゆっくりと舞っていました。
私は、上に留まっている崇高さを、地上に繋げたいと思いました。