オニムシの夢


[90-120]×[90-120]×[50-60] (h)cm ×6pieces

1人の女性が土を掘り返し、作業をしていた。何をしているのか尋ねると「オニムシがねえ」と。
「オニムシ?」傍らに置いてあったバケツの中を覗くと、カブトムシの白く透明な幼虫がてんこ盛りになっていた。
私はドキッとした。思春期の少年の性器のようなエロチシズムを感じたのだ。
落ち葉の積もったこの場所は、幼虫にとって、心地良い温かな寝床なのである。
この出来事が今回の作品のモチーフとなった。