風になろうとしている – CRUST-cocoon ’99 より

白御影石
100×85×225 (h)cm

2005年・第5回雨引の里と彫刻展で選んだ場所です。当時も空き家にだったのですが、それから8年の時が過ぎ、かつて使用した納屋や倉は倒壊してしまいました。敷地には雑草や竹がはびこり、いまや人の痕跡さえも消え去ろうとしています。
地域の人達のエネルギーを凝縮するプランがあって、敢えてこの場所を選んだのですが、プランのベースとなる石を制作中に疾患が発覚し、当初のプランを断念せざるを得なくなりました。
しかし、展覧会中の10月20日、生涯学習課主催でワークショップを開催することになり、地域の子供たちや父兄の参加で、当初のプランのミニ作品を完成させることが出来ました。それをシトラスロビーに展示しました。