この度「雨引の里と彫刻2025」の開催を迎えられましたことを心よりお祝い申し上げます。
桜川市は東京から70 ~ 80㎞圏の茨城県中西部に位置するまちで、三方を山並みに囲まれ、春には55万本もの山桜が咲き誇る美しさから「西の吉野、東の桜川」と称され、市名の由来にもなった「桜川」が市の中央部を南北に流れるなど、緑豊かな自然環境に恵まれた土地です。
「雨引の里と彫刻」は、1996年から定期的に開催され、今回で13回目を迎えました。9月21日から11月23日の2カ月にわたり、阿部田、羽田、木崎、前原、中根、高久、鷲宿地区の各所に35名の作家によって石材や木材、鉄、布など様々な材料を用いて制作された素晴らしい作品が展示されました。
作品をゆったりと鑑賞するのに最適な穏やかなシーズンとなり、サイクリングやハイキングをしながら作品を巡ることで、里山の自然を感じながら、山々の情景の変化にあわせて作品の表情が変わっていく様子も感じられたのではないでしょうか。
この展覧会は、30年にわたり続く全国的にも非常に珍しい野外展覧会として、毎回市内外より多くの方にご来場いただけるとても賑わいのあるイベントとして定着しており、この展覧会を楽しみにしていた来訪者の方のお話を聞くことも多々ございました。今回も新聞や雑誌、電子媒体などのメディアに取り上げられており、桜川市にとって大変期待の大きいイベントとなっております。
また、桜川市では今年で市制施行20周年を迎え、本展覧会を記念事業の一つとして位置付けておりますが、市民文化祭や音楽祭などの開催と時期を合わせることで、イベント同士の相乗効果により、より多くの方々にご観覧いただき、芸術の秋の記念事業にふさわしいイベントとすることができました。
開催に際しまして、作家の皆様はもちろんのこと、展示場所を快く提供してくださった地権者の方々、作家やたくさんの来場者を温かく迎えてくださいました地元の皆様など、大変多くの方々のご理解、ご協力に対しまして深く感謝申し上げます。
結びに、「雨引の里と彫刻」のますますのご発展と、関係者並びに皆様方のさらなるご活躍をご祈念申し上げ、あいさつとさせていただきます。
桜川市長
大塚秀喜
