

大理石
110×88×76 (h)cm
1300 kg
力は石へと向かう
力は石に残され刻まれる
刻まれると同時にそれに反発し
そこに留まれなかった結果として
砕け飛び散る外へと向かう力が生じる
その外へと向かった力を
再び石の中へと向かわせる
その一打一打にこの身をゆだねてみる
その一打一打に石は包まれる
大理石
110×88×76 (h)cm
1300 kg
力は石へと向かう
力は石に残され刻まれる
刻まれると同時にそれに反発し
そこに留まれなかった結果として
砕け飛び散る外へと向かう力が生じる
その外へと向かった力を
再び石の中へと向かわせる
その一打一打にこの身をゆだねてみる
その一打一打に石は包まれる
ステンレススチール
52×60×300 (h)cm
「月下点」とは月を天頂に戴く地点のことで、回帰線より北に位置する日本には本来存在しません。ましてやこの会期中、月の上がる角度は夏至に向けて徐々に低くなって行きます。ただ、設置された「場」の印象では月は真上に昇ります。作品はその月に向けて宿りを乞う「目印」です。
黒御影石
D0604/100×144×92 (h)cm
D0605/66×66×38 (h)cm
ブロンズ、大理石
110×140×300 (h)cm
山懐にいだかれた場所で雷にうたれた樹を見つけました。その痕跡を見て、自然界のエネルギーの凄さに驚くと同時に、その瞬間を想像しました。
143×78×60 (h)cm
陶
雨粒を集める
55×37×67 (h)cm
陶
転がり落ちる
56×48×45 (h)cm
陶
陶
60×60×702 (h)cm
桜材
50×100×85 (h)cm
250×80×40 (h)cm
春が来る。
寒いと思っていたら春になっていた。
2006年3月
春先の作品は夏に向かって
自然の変化に堪えられず意味不明の
作品になってしまったのだろうか、、。
2006年6月
ステンレススティール
260×400×240 (h)cm
石
インスタレーションサイズ
ふと視点を変えると、突然自分のいる場所は変わらないのに、今まで見えてたものが全く違うものに見えたり、突然違う場所に来たような錯覚に襲われることがある。静かな気持ちの高なりを覚えることがある。あんがい真実は何気ない風景の片隅に転がっているのかもしれない。
白花崗岩
180×150×15 (h)cm
丸太、陶ブロック、単管
800×1000×1600 (h)cm
羽田山の南に向く斜面からは、遠く富士まで広がる関東平野の田や畑の景観の西に、赤く美しい夕日が沈む姿が印象的です。
山々の縁(へり)、平野の始まるこの稲作の地に、雨を護る馮代(よりしろ)としての竜神の塔を作りたいと思います。
私の彫刻にはいつも、目に見えない、大いなる何かが気配される願いを内包しています。
鉄、ワイヤーロープ、ウインチ、ウレタン
240×240×640 (h)cm
沈黙は荒野を必要とする。世界の始まりは沈黙から生まれ、過去・現在・未来が一つの統一体をなして併存している。エレベータが瞬間、静止している時、そこに沈黙の存在がある。
FRP
300×240×240 (h)cm
稲田石
1000×160×180 (h)cm
作品を設置した羽田山一帯の地下は6千万年前に形成された稲田花崗岩の岩盤。この岩盤のひとかけらを中腹の草地に置かせてもらった。
四角い石からすぽんと石を取り出して作ったのは大小2つの部屋。瞑想のための部屋である。地球の地殻運動で生まれた花崗岩の胎内で、静かに瞑想してみよう。
白御影石
90×120×170 (h)cm
一般的に狭間とは、物と物との間の狭くなった所の意味です。
空間として考える狭間とは逆に、一個体の石を極限まで削り込んで行くと空間と空間とを隔てる薄い質量の狭間が出来上がります、空間である狭間も実在としてのそれも極小に向かって想念してゆくと、同等であることに気が付きます。
真鍮、鉄、銅
60×3600×340 (h)cm
行き止まりの道を見つけた。正面は森…後ろを振り返ると、今歩いてきた真新しいアスファルトの道が続いている。森は、先に進もうとする道を忽然と、当たり前のように塞いでいる。
奇妙な空間だった。自然と人のエネルギーが凝縮したこの場所は、なにか次のエネルギーを培養するのに充分なモノの気配を感じた。
鉄、銀箔、ステンレスワイヤー、塗料
300×300×300 (h)cm
薄暗く湿った小径を抜けると陽光のあたる場所に辿り着く。ぽっかりと開いた空から光の雫が降り注ぎ、木々の隙間を縫うように森の中へと拡散し浸透していく。その様はあたかも森に活力を与える養分が渾々と湧き出る光の井戸のようでもある。
森の中の秘密の場所に、光があつまっている。
木・竹・布・紙・金属・樹脂
2500×6000×300 (h)cm
花崗岩
50×100×170 (h)cm
いち早く 行動を開始した動物たち ゆっくりと、でも確実に 前へ前へと理想の地を想いながら森の奥深く、 私たちの知らない 新世界へと旅立つ。
ゆるやかな緑の丘は、開放感に溢れています けれど、知らぬ道へ進む不安感をかかえたまま、動物たちは恐れることなく道を切り拓きます。
そして、傍観する人間たち。
そこには平等な命がある 共に生きる、という意味の大切さがある 動物たちは、私たちに、それを伝えようとしているのです。
Blackboxは風の色
志賀政夫 SHIGA Masao
木、鉄、ステンレス、土、陶、タイル
3000×3000 cm (6boxes)
1, 森の光を集める箱 69×69×110 (h)cm
2, 森のめばえの箱 145×145×70 (h)cm
3, 記憶をたどる箱 163×163×150 (h)cm
4, 太古の色を集める箱 138×138×120 (h)cm
5, 木を守る木の箱 110×110×240 (h)cm
6, 木を守る鉄の箱 102×102×200 (h)cm
花崗岩
180×110×140 (h)cm
3000 kg
アルミニウム、布、鉄
1000×1500×82 (h)cm
風景の中で消えて見えなくなる作品を作りたかった。
彫刻の存在を否定するわけではないが、ひそやかに秘められた片思いの恋とか、隠れた危険な関係など日常を超えるものを夢見た。
暮れない日がないように、明けない夜もないだろう。
情熱をやしなう糧をくるしい沈潜の秘密の中に感じた。
羽黒石
130×100×10 (h)cm
ずっと前から此処に自分の彫刻を置きたいと思っていた。
そうしてこの場所に惹きつけられるうちに、素材や形態、題名も何時の間にか決まっていたような気がする。
春の季節に敢えて「春」という題名の作品をこの場所に置いてみる。
296×293×24 (h)cm
23×800×18 (h)cm
鋪装された道と土の道、両方とも緩い上り坂で姉妹のようによく似ている。
切り通しの空間をなるべくそのまま見せたいと思い地面すれすれに2点の作品を置くことにした。
この厚みのない2つの鉄は熱によって咲いた花である。
自分の意志と鉄の意志の半々のところで咲いた花である。
枠状の石 – 外延と内包量XI
白御影石
115×110×232 (h)cm
2300 kg
柱状の石 – 外延と内包量XII
白御影石
50×50×244 (h)cm
1200 kg
それぞれに生活があり、それぞれに家がある。
そんな家には様々なお話しがあることでしょう。
私は、この美しい土地に私の家を建て、私の話を始めたいと思いました。
白御影石、土、植物
500×1500×50 (h)cm
2500 kg
立枯木、古木、ブナの苗
1000×1000×700 (h)cm
一年前、春を待つ冬枯れの木とは明らかに様相を異にする立ち枯れた赤松の森を見て、私の中に「死」というものが取り憑いた。文明の代償ともいえる自然破壊の生々しい現実の前に、為す術はない。
遠く忘れてしまった原点に立ち戻り、その場所から新たな一歩を踏み出すために、この春に芽生えた小さな希望を、私は信じたい
木、ステンレスメッシュ、軽量ターポリン
3250×2500×130 (h)cm
ここ雨引の里山。移り変わる美しい風景がとても好きだ。
1400㎡の沼と接するなだらかな森。この沼との出会いは忘れられない。
その出会いをメッシュによる浮遊体と筏、そしてターポリンで作った大きな葉っぱ—-蓮を見立てたものだが—-
それらで沼の水の力、風の動き、浮かす力を造形にさそいこんでみたいと思っている。
陶、FRP、木、金属
190×1638×237 (h)cm
漂う場の気配が私を誘う。
ココでゆっくりと、
みつめる時間がホシイと。
石、木
130×70×195 (h)cm
アルミニウム
700×700×370 (h)cm
どんな場所にしようかと探していたら、青木神社の石の鳥居に出会いました。この神域への入り口にじっと佇んでいたとき、参道に続く静寂をたたえた鎮守の杜に、色賑やかに彫刻を祭ろうと思いました。
欅、桜
35×230×110 (h)cm
35×60×47 (h)cm
ずっとアトリエの奥で横たわっていた欅です。 根元に抱き込まれた岩石は、成長のエネルギーでバリバリと砕けていました。
かたちを探りおこす日々、いつしか豆が弾けて根をおろすというイメージに展開しました。
鉄
60×60×60 (h)cm
×6pieces
白御影石
110×140×240 (h)cm
デジタルプリント
0.2×150×120 (h)cm
×5pieces
※ 左上より Jardin37, Jardin39, Jardin40, Jardin42, Jardin38
花崗岩
50×100×170 (h)cm
塀で囲まれた宅地空間に、梅の木と柿の木が生きている。今は水の出ない水道管一本が、汲上げポンプの側で枯れ枝の様に寂しく立っていた。そこを地下に向って掘れば、水脈に辿り着くはずなのだが私は上に向って彫ってみる事にした。失われた遠い水脈を求めて。
鉄、ゴム、ウレタンフォーム、木の実
186(φ)×71.5 (h)cm /Table
47.1×45×85 (h)cm ×4pieces/Chair
殺風景な無人駅の待ち合いには誰もいなかった。
列車を待つ間、自分の足音と息づかいだけが空しく響いていた。
待ち合いの機能を持たせながら、人の気配を暗示させる物と音がほしいと思った。
それは音を鳴らすことができるテーブルと椅子となり、この駅の待ち合いに集まる人々とのコミュニケーションを持つこととなった。
内側のかたち06-1
黒花崗岩
80×130×85 (h)cm
この作品は、原材料の塊の持つ大きさを最大限に生かしつつ、その塊の中に空間を作り出していくという考えで制作しました。結果的には石で出来た籠状のかたちとなりました。そしてそのかたちはあるアングルからは二つの三角錐の組み合わせと感じられるような形態を目指しました。
花崗岩
110×115×108 (h)cm
本小松石・合成ゴム・鉄・木・植物の種子・古書紙片
180×300×360 (h)cm
鹿島神社の東の畑、縄文・弥生の土器片が出土する段丘の崖縁に立つと、人と自然が織りあげた里山の風景が広がる。目前の桜川両岸から広がる葭原と、遠く山々に霞む耕作地を見渡すこの場所に、遙か昔の人達は何を見たのだろうか。
私は、楕円形のリング構造の内部を植物の種子と「常陸国風土記」写本の紙片を詰め込み、麦畑の突端に、石の重さだけで捧げ揚げた。簡素な造形と場を結び、土地に隠れているアニマティズム的生命力や不可知の力を呼び覚ましたい。
F.R.P
130×150×250 (h)cm
×7pieces
虹の橋を架けよう。抜けるように高く、青く澄み渡った広大なこの空に。
七色飛行人が飛び立つ軌跡はどこ迄も続く天弓となり、この地からはじまる架け橋となるように。
鉄
150×350×300 (h)cm
×3pieces
春の訪れを待ち望んでこの作品を制作した。
2ヶ月の会期が過ぎて日常の風景に戻った桜川の河川敷には、青々とした葦が茂り、さらさらと清らかな風が吹いている。
ピンク御影石
110×160×200 (h)cm
白御影石・黒御影石
147.5×162.5×85.5 (h)cm
3500kg