丸太、陶ブロック、単管
2,000×1,000×1,600 (h)cm
心静かに雨引の里を巡って歩くと、風景のどこそこに地霊というべき聖なる空間を感じ見つけ出すことが出来る。
2013のこの場も私には雨引く精霊を感じる特別な場所である。
場と私の制作が、願わくばひとつになって見えれば幸いである。
丸太、陶ブロック、単管
2,000×1,000×1,600 (h)cm
心静かに雨引の里を巡って歩くと、風景のどこそこに地霊というべき聖なる空間を感じ見つけ出すことが出来る。
2013のこの場も私には雨引く精霊を感じる特別な場所である。
場と私の制作が、願わくばひとつになって見えれば幸いである。
ステンレススチール
450×450×230 (h)cm
この池は第5回展でも作品が設置された。
久しぶりに訪れると、水面は蓮で覆われ、景色はずいぶん変化していた。
夏、蓮は天に向かって花を咲かせる。
薄桃色の美しい花は清らかな光を放ち、この場を包む空気に輝きを与えていた。
秋、もう一度この池に花を咲かせたい。
石灰石
45×132×80 (h)cm
今回使った石は大理石よりもやわらかい素材のため、形をなるべく大きくとり、本来は細くしぼるべきところも素材の持つ強度とのかねあいの中、自分が感じる可能と思われるところまでとし、内側の曲面が持つ柔らかさの表現を重視した。
花崗岩
113×77×92.5 (h)cm
鉄、真鍮、ウレタン塗料、エポキシ塗料、真鍮箔、金箔
220×235×540 (h)cm
「水土(すいど)」とは、近世まで「自然環境」や「風土」と同意義で使われた言葉ですが、ここでは水と土を意味しています。
私たちを取り巻く世界では、様々な物質がゆったりと、あるいは猛スピードで巡っていて、全ては循環の中の一時的な姿です。
そんな刹那が身のまわりで輝いています。
鉄
63×12×205(h)cm × 4pieces
花崗岩
140×150×160 (h)cm
陶、番線
210×224×110(h)cm
12×24×89(h)cm
15×19×70(h)cm
10×22×71(h)cm
12×20×70(h)cm
9×14×75(h)cm
春先から草木が伸び行くのといっしょに粘土をつなげていった。
草木は人々の記憶に重なりながらのびやかに成長し、期待どおりに季節を運ぶ。
粘土は私の漠然とした予感と共に姿を変え、移り行く季節の中にしばし留まる。
黒御影石
45×30×350 (h)cm
白御影石
170×180×300 (h)cm
木
1,500×120×95 (h)cm
ちょっとイスに腰を下ろし、風の色を眺めてみましょう。
昔の記憶がよみがえります。
木の葉のささやきが周りをおおいます。
風の色が通り過ぎるでしょう。
白御影石
150×105×145 (h)cm
110×90×117 (h)cm
ステンレスメッシュ
530×470×190 (h)cm
こんもりした林。ひっそりとした木の幹に立ちはだかる蜘蛛。そし
て寄り添うように聴こえてくる、やしこばばの唄が。
「杢もくさん、これ、何なあに?……」と小児こどもが訊きくと、真赤まっかな鼻の頭さきを撫でて、
「綺麗な衣服べべだよう。」
泉鏡花『茸の舞姫』
灰色花崗岩
170×192×135 (h)cm
ピンク御影石
91×185×225 (h)cm
欅、鉛、アクリル塗料
900×700×110 (h)cm
陶
1,450×680×37 (h)cm
漆、鉄、麻布、カーボンクロス 他
100×80×184 (h)cm
75×120×150 (h)cm
樟
90×120×390 (h)cm
写真
91.0×136.5cm ×3pieces
32.9×48.3cm ×6piece
21.0×29.7cm ×4pieces
サリン(ざりがに)が死んだとき、娘は涙を抱えながら墓を造った
ブラッキー(男猫)はある事件の後からは僕を信頼し続けてくれた
グレ(女猫)は死んだ子猫を取り上げてから、僕を終始嫌った
ジジ(雄犬)は、妻がみとる中、壮絶な最後を遂げた。
赤御影石、黒御影石、白御影石
160×25×115(h) cm
75×60×147(h) cm
60×65×75(h) cm
鉄
299.3×299.5×19.5 (h)cm
ステンレス鋼、鉄骨、ウインチ、ワイヤー
200×1,370×380 (h)cm
卵の形体を生命の象徴として表現しました。池の中に設置したのは生命の源でもあり水面の光と割れ始めた卵が再生された“何か”が興味を見る人達に持たれる事でしょう。構造美とこの環境が彫刻の意味を深いものになれば良いと思います。
黒御影石
R:27×84×69 (h)cm
L:63×100×30 (h)cm
伊達冠石
140×100×80 cm
150×100×30 cm
130×100×80 cm
遠くの雷鳴。
のちに、閃光。
夜を一瞬で朝に変え、かたちないものを突き刺して消えた。
朝は静かに夜へと戻ったが、刺さったなにかは消えなかった。
鉄
950×200×250 (h)cm
850×200×270 (h)cm
学生の頃の記憶ですが、足が泥の中に埋まって身動きが取れないけれど雲は行く、という万葉集の歌がありました。
その人と雲との関係が美しく思え、それだけ覚えていました。
雨引きの里山で空を眺めていると、この時空を超えて雲(意識)は流れて行きます。
花崗岩、真鍮
110×110×330 (h)cm
一見するとロケットに見える物体は地球から宇宙に伸びる“逆さの人参”である。
その存在は無重力の空間において正常と言える。見方を替えれば“逆も真なり”である。
地に根を張り栄養たっぷりに育った根菜を、命を繋ぐエネルギー源と例えて表現している。
白御影石
100×85×225 (h)cm
2005年・第5回雨引の里と彫刻展で選んだ場所です。当時も空き家にだったのですが、それから8年の時が過ぎ、かつて使用した納屋や倉は倒壊してしまいました。敷地には雑草や竹がはびこり、いまや人の痕跡さえも消え去ろうとしています。
地域の人達のエネルギーを凝縮するプランがあって、敢えてこの場所を選んだのですが、プランのベースとなる石を制作中に疾患が発覚し、当初のプランを断念せざるを得なくなりました。
しかし、展覧会中の10月20日、生涯学習課主催でワークショップを開催することになり、地域の子供たちや父兄の参加で、当初のプランのミニ作品を完成させることが出来ました。それをシトラスロビーに展示しました。
衣服、靴、カバン、コード、針金等
110×80×50 (h)cm
90×180×260 (h)cm
※ 作品名の中の「II」はローマ数字の2
石は分割されることによって新しい緊張関係をつくり、
杉林の中で穏やかに空気をふるわせている。
陶、鉄
167×190×190 (h)cm
自然石、鉄板、鉄パイプ、ワイヤー、ステンレスワイヤー、針金
5×50×5.5 (h)m
陶、鉄
45×240×190 (h)cm
白御影石
117×105×94 (h)cm
無限に繋がる形の部分を取り出し、不要なところをできる限り削り落とす、
ひとつの大きな結晶のような塊をつくりたい。
羊毛、ゴム紐、ピン
クヌギ林 約200m2
目に見えないものを包みたい。
前回の展示(2011年3月)の最中に地震があり、その後次々と起きたことの恐怖は今も尾を引いている。
私はこの地で再び作品が創れる喜びを感じながら、この場所に流れる時間を包んでみたいと思っている。
アルミニウム
90×180×45 (h)cm 5pieces
鉄
15×15×360 (h)cm ×2pieces
木々に囲まれたこのひっそりとした空間をどう把握したらよいだろうか。
時の刻みのように溝を入れた2本の鉄の角管をある距離をおいて垂直に立てる。
2つの垂直軸の空間関係に此方と彼方の時の隔たりの感覚が生まれる。
最小限の表現で場の把握と異化を試みた。
黒御影石
116.5×56.5×252.5 (h)cm