• 春を待つ峰



    花崗岩
    185×100×120 (h)cm

    幼少の頃、長期の休みになると岩瀬町の祖父母の家に親戚中で帰省していた。冬の雪の白と夏の草木の緑、劇的に変化する里の風景の中を従兄弟の皆と走り回っていた。当時の幸せな日々と同じ優しい光を浴びながら、雨引きの山々は優美な姿で今日も佇んでいる。


  • 存在の不条理

    アルミニュム、鉄
    146×47×97 (h)cm 130×47×86 (h)cm


  • 森の食卓

    木、ステンレス
    125×568×140 (h)cm

    森の食卓へご招待。準備が整いました。どうぞお座りください。
    新緑の木々と光のシャワーがテーブルを満たします。
    太古からの風の色もささやき始めます。宴の開幕です。


  • ひらめ き らめき

    大理石
    470×760×6(h) cm

    一本の木に触れて立ち
    伸びたその先まで眺めている
    天があり 光があり
    触れてみる此処に静謐な闇をみる


  • Root

    大理石
    130×100×45 (h)cm
    90×85×45 (h)cm

    力強いエネルギーを持った植物の根に魅せられ、生命の根源をも
    感じ、独自の発想で創造し続けています。


  • ヤブニッケイ
    92×78×300 (h)cm

    Nagli Patel さんとの思い出と共に


  • 風光る

    羊毛、ゴム紐、安全ピン 、石、ワイヤー、切り株
    1000×2000 (h)cm(竹林)


  • 衝撃波

    ステンレス鋼、アルミ板塗装
    100×160×500 (h)cm

    宇宙空間から地上に見ることの出来ない宇宙線が降り注いでいます。
    その中に衝撃波も含まれています宇宙のエネルギーを感じます
    この形が筑波山を借景として存在し見る事が出来て嬉しいと思います。


  • スリッパ


    36×54×108(h)cm


  • 畝をたてる


    黒御影石
    120×85×145 (h)cm

    空気をたっぷりふくませて畝をたてる


  • さがしもの

    石灰石
    60×58.5×89 (h)cm

    私はこの作品を通して私が最も快く感じるかたちを探しています。
    それは形態のみならずそれを通して私の気持ちが快いものを探し求め、タイトルとしました。


  • 大気の壁

    白花崗岩
    140×500×270 (h)cm


  • 雲の隙間


    1000×900×270 (h)cm


  • かすかに光る


    340×100×150 (h)cm

    木を彫りながら木の中に入っていく。
    かすかな光を見るために。
    その先には見たい風景が見えるのだろうか。


  • 対話Ⅱ


    竹、ミクストメディア
    300×300×400 (h)cm


  • 炎舞する指揮者


    楠、鉄
    240×260×330 (h)cm

    野焼きの炎とともに春の指揮者が現れた。
    指揮者が舞うようにタクトを振ると花々を開花させ、草木は青々と萌芽する。
    野山の春を奏でるオーケストラが始まった。


  • 石のコロナ

    安山岩
    100×90×73(h) cm, 100×100×80(h) cm, 120×145×65(h) cm


  • 青鷲城・小天守

    灰色花崗岩
    98×120×145 (h)cm


  • 天地を巡るもの/再生考

    ステンレススティール、廃ボート(木製)、F.R.P、塗料
    108×80×196 (h)cm

    この木製ボートは1960年に霞ヶ浦で作られました。高度経済成長期からバブル期まで狛江の貸しボート「たまりや」で市民の行楽に大活躍しました。老朽化が進み、次第にFRP製ボートに仕事を奪われ廃棄寸前だった’97年に私が譲り受けました。当時、大和村の水路が霞ヶ浦に通じていることを知った私は、’01年の田植えの季節に開催された展覧会のために、ボートを改造して用水路の堰に浮かべましたが、会期中盗難に遭い、新聞記事になったあげく、真壁町の溜池に投げ捨てられているのが発見されました。その後、私のアトリエの屋根裏で18年間保管してきました。今、再び、春の甦りを謳いたいと思います。


  • 物腰


    117×201×190(h)cm

    寄り添う姿、あるいは山並みのような。


  • Dress Up

    御影石
    70×65×178 (h)cm

    里の木々が花や新緑を着飾る時、人や動物に恵みと喜びを与える。
    いつの時代にも、春が沈黙する事がないよう願います。


  • 花崗岩
    100×70×75 (h)cm


  • 曼荼羅

    白御影石
    500×500×50 (h)cm

    薬王寺の側に桜の木立があります。包み込まれたその木立の中心に立つと、創造と宇宙の調和、内部にある小宇宙とその外部にある大宇宙をつなぐような自然界の構造またはリズムを感じます。私はそれを視覚化したいと思いました。


  • 空へ

    鉄、塗料
    100×100×250 (h)cm


  • 記憶の泉

    古着・靴・鉄・その他
    100×150×170 (h)cm

    制作中、様々な素材を手にしながら思いあぐねているとき、これまで体験したことや想像していたことなどがとめどなく脳裏に蘇ってくる。それを素直に咀嚼して集積したものが最終的に作品として立ち現れてくる。


  • 蜻蛉の花

    漆、金箔、鉄線、鋼板、他
    155×135×210 (h)cm


  • 息を彫る2019-1, -2, -3

    白御影石
    70×55×150 (h)cm, 167×37×63 (h)cm, 95×84×55 (h)cm

    石にドリルで穴を穿ち、別のところから最初穿った穴の先に向けて再度穴を穿ちます。
    2つの穴が貫通すると、無機質だった石はそっと息を始めるのです。
    全ての穴が石の内部で繋がると、植物の様相を呈してきます。
    私は時間の限り、その穴の行方を掘り起こし、息の形を掘り出します。



  • 釣り竿、ステンレスバネ材、ステンレスワイヤー、樹脂、砂、パイプ
    160×180×500 (h)cm

    モノの重さがワイヤーを張らせ釣り竿をしならせる。
    釣り竿は池の底の大地に支えられている。


  • 春は花

    鉄、塗料

    914.4×152.4×0.6 (h)cm


  • 雨引く里の産土神の御座(あめひくさとのうぶすながみのみざ)

    丸太、陶ブロック、鉄パイプ
    800×600×800(h)cm

    雨引も20年の時間がたった。壮年だった私も老年の入り口にいる。時間という宇宙の摂理は、万人に等しく降りかかる。初めて雨


  • INGOT – 三月

    黒御影石
    150×120×50 (h)cm


  • 蛹と繭、オケラの声が響く

    ステンレスメッシュ、木、軽量ターポリン

    蛹 67×67×190 (h)cm 2体
    繭 430×240×180 (h)cm

    見晴らしの良いこの場で、窪みを見つけた時、
    土に穴を掘り、繭をつくる蛹に興味がわいた。
    自然の中の昆虫形態を、作品でとらえてみたい。


  • 風景(存在に問う)

    木、鉛
    180×120×240 (h)cm


  • 満たされている


    石、鉄
    230×170×60 (h)cm

    作業場のある森を抜けると大きな貯水池がある。
    冬には涸れてしまうその池も、春には水で満たされていく。


  • 日:剪定季・2019

    白御影石
    105×63×90 (h)cm


  • 石の軀

    黒御影石
    96×112×225 (h)cm


  • 白御影石
    400×400×250 (h)cm

    近年壁に映る影を立体に置き換える作業をしてきた、物体→壁の影→立体彫刻。
    これはまた次元を転化する作業とも言える。


  • 美容室の風景


    鉄(鉄道レール)、遺品(ミクストメディア)、その他
    可変

    美容室はもう使われない。この場所でたくさんの人が髪を整えてもらい爽快な気持ちでここを後にしたことを想像する。雨引の里を後にする時と同じ気持ちだ。レールと遺品を使い室内に爽快な風景の表現を試みる。