• 松田 文平 MATSUDA Bumpei

    略歴
    1959
    富山県生まれ

    1985
    武蔵野美術大学実技専修科油絵専修卒業

    1989
    ドイツ・ミュンヘン国立造形大学レオ・コロンブルスト教室卒業・同マイスターシューレ授与

    1994・95・96・97・98
    アーティストキャンプ・イン・カサマ企画

    1997 〜 2015
    雨引の里と彫刻出展

    2012
    第12回KAJIMA彫刻コンクール金賞受賞

    2014年からイタリア・トスカーナ州ヴォンコンベントにて巡礼の道に設置する平和の為の彫刻制作開始


    現在茨城県石岡市在住

  • backbone

    白御影石
    125×93×250 (h)cm

    精神的支柱を表すbackboneを石で表現しました。


  • 白御影石
    400×400×250 (h)cm

    近年壁に映る影を立体に置き換える作業をしてきた、物体→壁の影→立体彫刻。
    これはまた次元を転化する作業とも言える。


  • ラ・ストラーダ

    白御影石
    400×57×23 (h)cm


  • 垂直と非垂直

    黒御影石
    45×30×350 (h)cm


  • 六方向の壁

    黒御影石
    117×110×185 (h)cm


  • 充実した空 (ku-)

    花崗岩
    I 80×132×172 (h)cm
    II 58×145×215 (h)cm
    III 79×86×127 (h)cm

    表現しようとする意図は、この題名に集約されています。 fullとemptinessとは、対極する事柄でありながら、自分の意識の置き場所によっては、同一であると言えます。外から見た立場と、中から見た立場は、中も外も感じなくなってしまった心には、同一の立場として映るのでしょう。


  • 狭間(はざま)

    白御影石
    90×120×170 (h)cm

    一般的に狭間とは、物と物との間の狭くなった所の意味です。
    空間として考える狭間とは逆に、一個体の石を極限まで削り込んで行くと空間と空間とを隔てる薄い質量の狭間が出来上がります、空間である狭間も実在としてのそれも極小に向かって想念してゆくと、同等であることに気が付きます。


  • 表装と境界

    白御影石
    92×96×132 cm
    3150 kg


  • 湿り気のある物

    白御影石
    350×350×20 cm
    220×80×45 cm

    白御影石に本来は割るための穴を穿ち苔を植えました。苔は夜露を栄養として生育しています。平たく敷かれたブロック状の石は水の粒である夜露を表現しています。形があるものは目に見えるもので、形のないものは目に見えないもの、そのどちらにも属さないものの象徴として夜露をテーマにしました。


  • 表装

    表装
    黒御影石
    110×120×180 cm
    6000 kg

    ものと空間とを識別する存在するかしないかのギリギリの所を表装と言うならば、
    むくである石は表装のかさなりから成り立っていると見ることが出来ます、
    とらえようによっては表装とは存在するかしない刹那であると感じています、
    空間の中に石が置かれた場合、質量から見て、石が実在としてとらえられますが、
    石をかりに空間にたとえるならば、石と外がふれ合う刹那的空間は、
    宇宙のはての様に想像できます、人智が決めている空間と実在とは、
    本当は、二限性では語れないものかも知れません。


  • ニュートラル

    120×120×120 cm
    5000 kg
    白御影石