睡蓮(雨引く里の池の環)

陶ブロック・丸太・ゴムチューブ
1100×1100×250 cm
2000 kg

村を巡ると稲作の雨引の里では、水そのものが生命を紡ぐ賜物であると気づく。
私は筑波山を背景にした用水池を見た瞬間、睡蓮が咲くように、ここに作品を浮かべてみたいと思った。
睡蓮が象徴する眼には見えない彼岸と此岸の宇宙を、作品を憑代(よりしろ)として、雨引の風景にすることで、この眼に見たいと考えた。