雨引く里の花環(かかん)

丸太、陶ブロック、鉄管
800×800×200 (h)cm x2 pieces

何度も雨引を訪れていると、変わるものと変わらないものが理解できる。
移りゆくものの中に変わらないものがあり、移りゆかないものはやがて消滅する。
静かに変わらないものを見つめ、刹那に捉えてみたい。残ることはなく残せるものもない。
充分に長い時間、循環と繰り返し、私はひとつのことすら満足にできていない。